転職は“準備”がすべて

前回は「考え方」や「自己分析」の重要性をお伝えしました。

今回はそこから一歩進んで、実際の行動ステップを明確にご紹介していきたいと思います。

ここは大事なところです。転職のスケジュールを持っているかいないかで

転職の成功確率が全然違ってきます。

 

会社を変わる

 

 

 

 

 

 

 

転職は感情に任せて思いつくままに動くと失敗しがちです。

しかし、正しい手順を踏んで進めれば、転職は成功し、

あなたの営業スキルはより高いフィールドで活かされ、

キャリアの可能性が大きく広がります。

 

ステップ1 転職スケジュールを組む

まずやるべきは「転職全体のスケジュール設計」です。

基本はガチガチに組まないということです。余裕をもって作ってください。

30歳前後という年齢は、即戦力としての採用が期待されるため、タイミングも非常に重要。

無計画に動くと、現職との調整が難しくなったり、準備不足で内定を逃す可能性があります。

 

ただし、30歳前後は本当に充実した会社員人生を歩んでいる方も多いと思います。

そういう方はさらなるキャリアアップの「備え」という意味で考えられると良いと思います。

自分のスキルの棚卸しということです。

 

忍耐力で同じ会社で働き続けることも人生には大事なことです。

それは大変大事なことなんですが、健康と引き換えには絶対しないことです。

僕の経験上健康と引き換えにしている方が多いです。

充分に気をつけてください。 

 

 

目安の転職スケジュール(全体で3〜4か月)あくまでも目安です。

短縮、延長も全然ありです。

 

「いつまでに転職したいのか」をまず決め、それに合わせて逆算して動くのがポイントです。

 

    期 間

     内 容

   1〜2週間

    自己分析、転職理由の整理

   2〜4週間

    情報収集・応募書類の準備

   1〜2か月

    応募・面接・選考

   1か月

    内定・退職交渉・引き継ぎ

 

PLAN 

 

 

 

 

 

ステップ2:求人情報の集め方を最適化する

 

求人情報は、次の3つのルートをバランスよく使うのがコツです。

 

転職サイト(リクナビNEXT、マイナビ転職など)

二大転職サイトです

 

求人数が多く、自分のペースで探せる点が魅力。

ただし、応募が殺到するため競争率は高めです。

検索条件を細かく設定し、無駄な応募を避けましょう。

 

転職エージェント

 

営業職に強いエージェント(例:パソナ、doda、JACなど)を活用すれば、

非公開求人に出会えるチャンスも。

あなたの強みや希望に合った企業を紹介してくれます。

 

特に30歳前後の営業職は“即戦力枠”でニーズが高く、

エージェントからのサポートを受けるメリットは非常に大きいです。

 

企業の公式サイト・知人の紹介

 

気になる企業があるなら、直接応募も検討を。

紹介経由なら書類選考がスムーズに進む場合もあります。

 

ステップ3:職務経歴書と履歴書を“営業資料”として作る

 

営業マンならば理解しやすいと思いますが、

職務経歴書とはいわば“あなた自身の営業資料”です。

商品の良さが伝わらないパンフレットでは、売上につながらないのと同様、

内容次第で通過率は大きく変わります。

 

書類作成のポイント

 

成果は具体的な数字で書くこと「前年比120%達成」「年間トップセールス受賞」など

業務内容はストーリーで、ただの羅列ではなく、「課題→行動→成果」の構成で作成しましょう。

自己PRには“活かせる経験”を 次の会社でどう貢献できるかを意識して

書類だけで判断されることもあるので、読み手の目線で“魅せる”意識が重要です。

 

ステップ4:面接対策は“営業の現場”だと考えよう

 

面接はあなたという“商品”をプレゼンする場。営業経験がある人は、

実はとても面接に強くなれる素地を持っています。

 

よく聞かれる質問をもとに何回もシミュレーションをしましょう。

 

面接会場

 

 

 

 

 

 

 

 

面接でよく聞かれる質問

  • 「転職理由は?」
  • 「当社を志望した理由は?」
  • 「これまでの営業実績を教えてください」
  • 「困難をどう乗り越えたか?」
  • 「将来どうなりたいか?」

面接対策のコツ

  • 結論→理由→エピソードの順で答えること
  • 面接官の立場になって、「この人は活躍できそうか?」を意識して
  • 想定質問は声に出して練習すると本番に強くなりますよ

また、逆質問の時間には「入社後の期待役割」「目標設定の仕組み」「営業スタイルの詳細」など、

リアルな現場に関する質問が好印象です。

 

ステップ5:内定後も気を抜かない~退職交渉と円満退社は基本です。

内定が出たからといってゴールではありません。

特に営業職は「引き止め」や「引き継ぎ」が発生しやすい職種です。

 

円満退社のコツ

退職の意向は直属の上司にまず伝える 

退職理由はみんなが納得する理由を用意すること

 

「転職先は言わない」などトラブル回避のテクニックも活用する

引き継ぎ資料は丁寧に作成し、感謝の気持ちを伝えること

将来的にどこかで縁がつながることもあります。

後味よく去ることも、プロフェッショナルとして大切なスキルです。

立つ鳥跡を濁さずです。

 

転職は「準備7割、行動3割」 熱い気持ちを持って

成功する転職のカギは、「勢い」ではなく「計画性」です。

特に30歳前後の営業マンは、企業からの期待値も高く、チャンスが広がる世代でもあります。

  • 自分の市場価値を理解する
  • 応募先企業に合わせた“提案営業”をする
  • 最後まで丁寧な姿勢を忘れない

この3つを意識して転職活動に臨めば、きっとあなたにふさわしい新しい舞台が見つかるはずです。

 

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