釣りゲーム。

そう聞いたら、どんなゲームを想像するだろう。

静かな湖。

釣り竿を投げる。

魚がかかるまで待つ。

大物が釣れたらうれしい。

まあ、普通はそんな感じだと思う。

ところが今、Steamでとんでもない釣りゲームがヒットしている。

その名も、

『How to Fish』

2026年8月20日に発売されたインディーゲームだ。

そしてなんと、

発売からわずか2日で100万本を突破した。

開発元Dazed GamesもSteam上で「2日で100万人!?」と驚きを伝えている。海外ゲームメディアGamesRadar+も、2日間で100万本を販売したヒット作として報じた。

いやいや。

釣りゲームが2日で100万本?

いったい何が起きているのか。

ゲームオタクの世界をちょっとのぞいてみよう。

まず、このゲームは普通の釣りゲームではない

Steam公式の説明を読むと、最初からおかしい(笑)。

プレイヤーは酒を飲みながらボートに乗っていて、小さな島に漂着する。

家に帰るためには、

釣りを覚えなければならない。

ここまではまだいい。

問題はここからだ。

このゲームでやることを簡単にまとめると、

魚を釣る。

魚を倒す。

魚を売る。

お金を稼ぐ。

武器や装備を買う。

クエストをこなす。

ボスと戦う。

珍しい魚を集める。

トリックショットでお金を稼ぐ。

そして、

ギャンブルまでやる。

釣り、どこ行った(笑)。

Steam自身も本作を、最大4人で遊べる「物理演算ベースの釣りシミュレーター」と紹介している。

釣りゲームジャンルタグには釣りだけでなく、シューティング、FPS、戦闘、PvEまで並んでいる。

しかも評価が異常に高い

発売直後の一発ネタだけではない。

8月30日時点でSteamの英語レビューは約1万3800件。

そのうち、

95%が好評。

評価は「圧倒的に好評」になっている。

これは面白い。

変なゲームだから売れた。

それだけでは説明できない。

買った人が実際に遊んで、

「これ、おもろいやん」

となっている。

ここがゲームオタクの世界のおもしろいところだと思う。

なぜこんなゲームが100万本も売れるのか

私はゲーム専門家ではない。

だからこそ、逆に外から見ると興味深い。

昔なら大ヒットゲームというと、

豪華なグラフィック。

莫大な開発費。

有名メーカー。

壮大なストーリー。

そんなイメージが強かった。

しかしSteamの世界では、必ずしもそうではない。

「なんやこれ?」

これが強い。

そして『How to Fish』には、この「なんやこれ?」が山ほど入っている。

釣りゲームなのに武器が出てくる。

物理演算だから予想外の動きが起こる。

友達と最大4人で遊べる。

うまくいかないこと自体が笑いになる。

そして誰かが遊んでいる動画を見たら、

「俺もやりたい」

となる。

ゲームそのものだけではなく、

ゲームを囲んで盛り上がることまで商品になっている。

そんな感じがする。

 

釣りゲーム3

 

ゲームオタクの「熱量」はすごい

ゲーム好きの人を実際に見ていると、気に入ったものに対する熱量がすごい。

好きなゲームなら何時間でも語る。

攻略法を調べる。

レアアイテムを集める。

アップデートを追いかける。

動画を見る。

掲示板を見る。

仲間と情報交換する。

場合によっては、何百時間、何千時間と遊ぶ。

普通の人からすると、

「そこまでやる?」

と思う。

でも本人たちにとっては、それが楽しい。

ここが大事だと思う。

マーケティング的に見ると、

100人の「まあまあ好き」より、10人の「めちゃくちゃ好き」の方が強いことがある。

その10人が語る。

動画を出す。

SNSに投稿する。

友達を誘う。

攻略情報を作る。

そして新しい人を連れてくる。

ゲームの世界には、この循環が非常に強い。

「完成された優等生」より「語りたくなる変なやつ」

『How to Fish』を見ていて、もう一つ思った。

商品は何でも、

「ちゃんとしたものを作らなければ」

と思いがちだ。

もちろん品質は大切だ。

しかし、品質だけでは人は語ってくれない。

人が誰かに話したくなるのは、

ちょっと変なもの。

驚いたもの。

笑ったもの。

自分だけが発見した気分になれるもの。

なのかもしれない。

『How to Fish』はタイトルだけなら、

「釣りのやり方」

である。

ところが中身は、

釣って、戦って、武器を買って、ボスと戦って、ギャンブルする。

このズレがおもしろい。

人に説明したくなる。

「なあなあ、こんなゲーム知ってる?」

この一言が生まれる商品は強い。

 

釣りゲーム2

ゲームオタクの世界、もう少し潜ってみます

今回調べてみて思った。

ゲームの世界は想像以上に広い。

大作ゲームだけではない。

何十億円もかけたゲームだけでもない。

小さなチームが作った変なゲームが突然爆発する。

そこに熱狂する人がいる。

攻略する人がいる。

研究する人がいる。

そして巨大なコミュニティができる。

これは面白い。

ということで、これから時々、

「えっ、こんなゲームあるん?」

というゲームオタクの世界をのぞいてみたい。

私はまだ入口に立ったばかり。

だからこそ、

オタクのみなさん。

もしこの記事を読んで、

「いやいや、もっとヤバいゲームあるで」

と思ったら、ぜひ教えてほしい。

こちらも覚悟して潜ってみます(笑)。


今回のゲーム

How to Fish

開発・販売:Dazed Games
発売:2026年8月20日
Steam/PC
最大4人オンライン協力プレイ対応
日本語対応

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