酷暑も“災害”のひとつと考える
「8月最終日も酷暑」というニュースがトップを飾るほど、今年の夏は異常な暑さが続いています。
災害と聞くと地震や台風を思い浮かべがちですが、実は 酷暑も立派な“災害” です。
特に高齢者や子どもにとって、熱中症は命に関わるリスクになります。
炎天下では高齢者は絶対にウォーキングやランニングはやめましょう!
昨日、仕事の帰りにマンションの前で壊れたロボットのように足だけうごかしている
高齢者の方をみました。倒れておられたんですね。横になりながら足だけ動かしてました。
即救急車ですよ。
防災習慣は「非常時だけでなく日常の工夫」から始まります。
酷暑をきっかけに、家庭でできる備えを考えてみましょう。
水分・塩分補給を“習慣化”する
熱中症対策の基本は水分と塩分補給です。
ただし「喉が渇いたら飲む」では遅い場合があります。
防災習慣として、時間を決めて水を飲むようにしましょう。
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朝起きたらコップ1杯の水
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外出前に経口補水液を準備
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帰宅後も水分補給を忘れずに
普段からの習慣は、災害でライフラインが止まったときにも役立ちます。
暑さから身を守る環境づくり
停電でエアコンが止まれば、酷暑は命の危険につながります。
そんなときに備えて、以下を日常的に用意しておきましょう。
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充電式や乾電池式の扇風機
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遮光カーテンや断熱シート
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保冷剤をストックし、冷凍庫で常備
「ちょっとした工夫」が、いざという時に家族を守ります。
外では常に日陰です。日陰、日よけです!
食料備蓄は“夏仕様”に
防災備蓄というとカップ麺や缶詰を思い浮かべますが、酷暑時は食欲が落ちるもの。
そこで、防災習慣として夏場でも食べやすい備蓄食を整えておきましょう。
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ゼリー飲料
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フルーツ缶
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塩分入りのクラッカー
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冷やして食べられるレトルト食品
これらは平常時のおやつや補食にも使えるので、ローリングストックとして取り入れやすいです。
ご近所との“声かけ”も防災
酷暑の中で一人暮らしの高齢者が体調を崩すケースも増えています。
地域での声かけや、家族同士の安否確認も立派な防災習慣です。
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日中にエアコンが使えているか
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水分補給をしているか
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異変がないかをLINEなどで確認
防災は個人だけでなく、コミュニティ全体の力で強くなります。
酷暑を「備えのきっかけ」に
「8月最終日も酷暑」というニュースは、一見ただの天気情報に見えるかもしれません。
しかし、これを「日常に潜む災害」と捉えると、毎日の行動を変えるきっかけになります。
備えあれば患いなし。
防災は特別な準備ではなく、「今日から始められる小さな習慣」です。
酷暑を機に、家族と一緒に見直してみてはいかがでしょうか。